尾池 君 ≫≫ 首都大学東京(理学療法)進学/ 桐生高校卒

現役時、センター64%、
1年後、84%で第一志望を上位で合格!

尾池 君 ≫≫ 首都大学東京(理学療法)進学/ 桐生高校卒


尾池の予備校選びは、大宮を中心に考えていた。駿台や河合塾の説明会に参加したものの、模擬授業で金髪の講師が出てきたりして「本当に大丈夫なのか?」と不安になった。そこで桐高の友人のKに連絡を取ったところ、「前橋の東進衛星で浪人することにする」と教えてもらった。尾池は慌てて東進衛星に説明会の予約をとる。(黒のダイレクトメールは届いていなかった)前橋三河校の仕組みの説明を受けた。一緒に説明を受けた母親に「おまえはこの予備校でなきゃ伸びない!」と宣言された。

勉強よりも部活に没頭してきた尾池をみてきて、母親がそのような判断をするのは無理もなかった。尾池自身は拘束制度に耐えられるのか不安だったが、友人のKもいるしここで頑張ってみようと決意した。手続きは定員締切ぎりぎりだった。

4月から受講を開始し、平均的なペースで学習を続けていった。6月の模試では70%付近まで上昇したが、8月の模試では67%程度。9月には受講が終わりになり、迎えた10月の模試。尾池の得点は上昇はしなかった(69%)。

これだけ毎日長時間勉強して7か月経過して現役時と5%しか変わっていない自分が、残り二か月勉強しても大して変わらないかもしれない。そんな不安を抱えていた時期に、OBを招いての勉強会が行われた。

その内容は、全力で学習しても模試で得点が出ずに苦しんだ宮下OBの話だった。10月模試に自分の勉強の全てをぶつけて、全く成績があがらなかったOBだ。そこからマイナス思考になり、勉強が手につかなくなり、脱落しそうになりながらかろうじて勉強を続け第一志望を勝ち取ったその描写を校長が涙ながらに話した。

状況が自分と似ているだけに、尾池は感動で涙を抑えられなかった。尾池はこれまで取り組んできた姿勢を見つめなおした。「果たして自分は100%頑張ってきたと言えるのか?」涙を周りに見られるのが恥ずかしいので直後の休み時間で近くの歩道橋に行って泣き、「俺も宮下OBに続く!来年は俺が校長を感動させて泣いてもらえるように頑張る!」と誓った。尾池の100%のスイッチが入ったのだ。

そこからは、日曜も校舎に来るようになり、センターの大量演習を中心に学習した。東進ではセンター過去問演習講座がある。センター型の問題を各教科50回分用意されている。尾池はこの演習を同じ校舎の4人で一緒に時間を計って解き、採点後教え合うことにした。この合同演習は緊張感と、他人の思考回路の発見と、とにかく楽しいものだった。12月の模試は強烈な伸びを示した。演習でも高得点を連発し、かなり自信をもってセンターを迎えた。5教科トータルで84.3%!センター試験の結果を桐高の新島先生に報告したとき、その伸び幅に職員室がどよめいた。

二次は面接のみだったので落ちる要素がなかったが、「ゴウカクオメデトウゴザイマス。」という音声アナウンスに向かって「ありがとうございます!」と叫んでいた。尾池は、合格後も東進のメンバーと頻繁に会っている。そして、8月。今度は尾池が勉強会にOBとして呼ばれた。昨年感動した勉強会に自分が呼ばれる立場になった。秋以降にどのように成績を上げたかを後輩たちに熱心に話した。
 ―完―

<尾池君より>

予備校は授業を受ける場所ですが、その授業が終わってから「何をやるか?たくさんやれるか?」それが重要だと思います。他の予備校ではその作業をやらなかったと思います。拘束システムと前橋三河校の方針がなかったら合格できませんでした。それから校長の本気の涙が最高でした!

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