中島 さん ≫≫ 北海道大学 総理 合格/ 前橋東卒(2016年)


現役時 センター5-7で68%
1年後 センター5-7で89%!

中島 さん ≫≫ 北海道大学 総理 合格/ 前橋東卒(2016年)

 

1月15日(金)16:00 ―予備校の受付にて―

 中島はこれまでにない表情でスタッフと握手をしていた。合格の瞬間ではない。明日は“センター試験”なのである。

 「ガイダンス、本当に良かったです。心の整理がつきました!明日、やってきます!」

 そう言って予備校を後にした。

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 高3の3月。中島は全ての人達に浪人することを反対されていた。無理も無い。滑り止めの私大に合格していたし、前東の中で、女子で浪人は少数派だからだ。結局、後期の群大フレは未受験にして、前橋表町校の説明会に参加していた。拘束制度に惹かれて入学手続きを行った。

 

 4月から学習スタート。すぐに友人もでき、順調に受講を進めていった。前橋表町校では 沢山の勉強会がある。単に映像授業を受けるだけでなく、予習として何をやらなければならないか、また復習として何をするべきか。それらの手法ついて詳しい説明がある。中島はその勉強会で習った方法を全てトライして、その多くを継続的に採用した。特に“目次的に整理する” という事を意図的に続けた。「その日勉強したことを最後に短時間でまとめていました。覚えるというよりも整理になるんです。体系的に学習するという事が身に付きました。」

 

 面談を担当した大澤副校長からも数学の学習の指示が出る。「チャートより○○をやるべき。」中島はこの教材を4周させ、大幅に数学力を上げていった。成果は6月の模試で現れる。4月から80点UPした。だが、8月マークでは若干点数が下がった。これにより、中島の中で何かが狂い始める。勉強したくない心境になり、体調不良で予備校を休む日が何日か続いた。一般的に全国の浪人生は半数近くが長期不登校気味になる。中島はこの時期、正にこの境界線にいた。

 

 転機は10月末。宮下OBのガイダンスだ。本人アンケート:「あれだけ努力したにもかかわらず本番まで結果が出ないというのは本当に不安で辛かっただろうなと思いました。夏以降の模試で思うような結果が出ず、心が折れかかった状態で過ごしてきましたが、このガイダンスを聴いて自分の出来なさを責めずぎないようにしつつ出来ることを頑張ろうと思いました。」

 同時に、センター試験の得点率によって受験校の場合分けを考える作業が中島を再び本気にさせた。「何としてもこのラインを突破する!」 直前期には夕食休憩時間を最大限削り、校舎にいる間は集中して過ごした。現役時にあまりやらなかったセンター演習を大量に行い、宮下OBの復習方法にならい失点個所を復習していった。だが、11月のマーク模試は78%で綺麗に安定(停滞)したままだった。

 

 北大や薬学部にはまだ足りないまま、センター前日になった。浪人経験のある校長によるガイダンスは、スライド型のメッセージだった。その内容は、中島の心の閊(つか)えを取り去った。

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 2日間のセンター試験は無事に終わったが、翌日の月曜は大雪だった。いくつかの教科で問題冊子にマーク転記をし忘れ、正確な点数がわからない状況になった。それらを全て×にしても、5-7で83%取れたのだ。

 

 面談の結果、受験校を北大に定め、過去問演習講座にてできる限り北大対策を行った。2月中旬に予期せぬ北里のセンター利用合格が飛び込んできた。「ボーダー87%のはずなのに・・」本当の得点は83%より大幅に得点が高いかもという期待感の中、北大の入試日になった。二次の本番では、会場が異常に暑かったり、複素数が大問で出題されたりして、全体としてはあまり手ごたえを感じられなかった。

 

  両親は「あれだけ勉強したのだから受かる」と信じていた。運命の3月7日。自宅にて発表を見るーこれまでの人生の中で最高の喜びだった。前橋東の先生方は本当に驚いた様子だった。「浪人して良かったね」という言葉が心に沁みわたった。

 

 5月25日 

 新年度になった予備校に1本の電話が入る。「校長ですか?昨年お世話になった中島です。今日、開示が来たんです。センター89%でした!二次もかなり取れていて上位で合格したみたいです!」これで北里合格の謎が解けた。校長は最高の気分でHPの伸び幅を修正したのだった。

 

<北大に進学してみて 本人より>
「89%が分かっていれば、国立薬学部に出願してしまったと思うんです。でも、北大に進学して正解でした。北大はキャンパスも広く、学生の意識も高い。総合理系では1年次の成績・希望によって学部が振り分けられるので皆真剣に学習しています。この1年間で薬学部か理学部かを吟味して決められる。実は今、興味は理学部に傾きつつあるので、あの出願は運命だったかなーと思います。」