須藤さん≫≫ 高知大学 農学部 合格/勢多農卒(2015年)


現役時、センター4―6型で170点/700点(24%)
1年後 センター4-6型で413点/700点(59%)

4教科型では歴代最高の伸び!

須藤さん ≫≫ 高知大学 農学部 合格/勢多農卒(2015年)

 

塾・予備校に断られ続けた勢多農林生の軌跡

 毎年、勢多農林高校から国公立大学に数名合格者がいる。そのほとんどは 農業研究で全国大会受賞者が推薦で進学を決めている生徒達で、センター試験・二次試験を免除されての合格だ。だが、須藤は、勢多農内にて、その枠には入れない位置にいた。

 

 唯一出願できる推薦は 高知大学 農学部。だが、それはセンター試験併用型のAO入試だった。

 

 農業高校では、大学受験勉強をしている生徒はほとんどいない。学校での指導も推薦対策中心であり、センター試験の学習などはほとんど触れない。

 

 須藤は高1のころから漫然と大学進学を考えていたが、受験勉強は全くしていなかった。高3になり、近所の塾の説明会に参加したが、模試の結果を見せたところ絶句され、入塾には至らなかった。結局自力でセンター試験の勉強を進めた。センター本番の得点は、英語42点、数学ⅠA10点。国語は60点。生物だけが58点。 700満点で170点だった。もちろん高知大は不合格だった。

 

 3月上旬になり予備校を検討した。インターネットで前橋三河校を見つけ、本人だけ説明会に参加した。(前橋表町校では説明会に参加してから2日間だけ座席を確保しておくことができるのだが、須藤は入会を決めかね、その確保は切れていた。)O学院の説明会に参加し、コースの相談をした。点数の低さが恥ずかしいので実際の得点より少し上の得点を伝えた(笑)ところ、「うちのコースではチョット・・・・ついていけない恐れがあります」と暗に断られた。「予備校に入学を断られるなんて、そもそも私は進学は無理じゃないのか?」そんな絶望的な気持ちになった。高校の担任に相談したところ、励ましてもらい受験を後押ししてくれた。

 

 その足で、再び前橋表町校に出向いた。須藤は東進衛星で受験勉強をやりたいが、母は映像授業ということで心配していた。田中校長に成績を伝えたときの反応が、「この成績でも入会できるし、講座にもついていけるし、フォローもできる。」という反応だったので、東進に入会することに決めた。やっと、塾・予備校に入会することができた。

 

 4月のマーク模試ではセンター本番とほぼ同じ得点だった。

 

 5月から、I君と暗記ペアが始まった。使い込まれたI君の単語帳を見て差を感じた。今までの甘い暗記を反省して、正当率100%に仕上げる習慣がついた。6月のマーク模試では2点しか上がらなかった。英語の勉強会で紹介された清水OBと同じように成績が上がっていないことに危機感を覚えた。休み時間をカットし、勉強時間を増やすようにした。

 

 8月のマーク模試では、全体で60点UP。10月のマークではさらに50点UP。順調に成績は上がっていったが、高知大のボーダーは遥か先にあった。10月になり、いよいよ縦受験プランを考える時期になった。だが、経済的に私立大学がNGだった須藤は、滑り止めの大学を選びようがなかった。

 

 「伸びてるけど届かないよ。」

 

 この時期に須藤は、あきらめモードになっていた。だが親・親戚に予備校代を出してもらっていたので勉強を止めるのは許されない雰囲気だった。

 

 「届かなくても最後まではやろう。」

 

 そんな気持ちで学習していた。

 

 その頃、スタッフは須藤をどう見ていたのか。失点分析面談を担当していた大澤副校長の談:須藤さんは全ての教科について、勉強会通りの学習方法を実践してくれていて、コツコツやるタイプでした。ただ、“高2までの学習の蓄積が無いことによる停滞の可能性”、〝滑り止めがないこと“で非常にリスクの高い状況にありました。「もし届かなかった場合は就職」と聞かされていたのですが、「この姿勢と努力を大学合格として実を結ばなかったらもったいない」という気持ちでした。だから高知がダメでも他の大学の合格をあげたい気持ちでした。

 

 12月23日のマーク模試で英語が予期せぬ高得点が出た。「もしかしたら行けるかも」

 

 ようやくそんな気持ちが芽生えてきた。

 

 センター試験本番当日。めちゃくちゃ緊張して氏名を5回も書き直した。1日目は手ごたえがあったが、2日目は不安の残る手ごたえだった。

 

 自己採点では4-5教科型にて59%。(英語は昨年から102点UP)目標に1%足りなかったので少し落ち込んだが予定通り、高知のセンター併用AOに出願した。高知大学のセンター併用AOの発表は2月6日。

 

 自宅には両親も待機していた。怖くて自分では見れなかった。先に両親が見てから自分が呼ばれた。そのときの両親の表情は笑顔だったのだが、須藤には落ちている励ましにしか見えなかった。

 

 PC画面を見る-

 

 自分の受験番号が画面にあった。 だが、しばらくそれを合格として受け取れなかった。書類が郵送されてようやく確信が持てたのだった。合格した事を勢多農へ報告した際に、先生方は相当な驚きだった。

 

 勢多農林生がセンターで国立に合格する。これは後輩たちにとって大きな励みになるであろう。

 

 校長から:須藤さんがこれまでいくつかの塾で暗に入塾を断られていたことを合格後に知りました。前橋表町校は他の予備校にくらべて入塾可能な成績基準が易しいのかもしれません。ただ、須藤さんと同成績の生徒が全員伸ばせているわけではありません。

 

 伸びる伸びないの分岐点はどこにあるのでしょうか?

 

 大学入試は暗記よりも思考要素が強い入試です。予習・受講・復習に於いて、考え抜く事が成績上昇のカギになります。「考えるのはメンドくさい。覚えていけば解けるでしょ。」と考える事を面倒くさがる生徒は表町校でも伸ばせないと思います。須藤さんの 

 

 243点UPは 拘束制度の中で 思考学習に正面から取り組んだゆえに起こせた奇跡だと思っています。